きょふいくのかたち

埼玉のふじみ野で小さな塾を始めた迷える大羊による、塾の日々や教育について書いたブログです。

箕面こどもの森学園に行った話

先週の土曜日曜と大阪の箕面こどもの森学園に行ってきました。

■行ったいきさつ


イエナプランの勉強会や
フリースクールネットワークでのボランティアなどで
箕面こどもの森学園」の名前をよく見ていて
日本でのオルタナティブスクール(自由教育をする学校的な)
の中でも上手に運営されている
印象を持っていました。

あと、研修内容がファシリテーター(前に出過ぎずに、うまく調整する人)
に関するものだったので自分の欠点を補えると思って参加しました。


■到着

久しぶりの関西です。
北千里という所に行きました。


外観です。ここで小学生中学生60名が学んでいます。


ウェルカムな雰囲気です。



■内容

・はじめにグループで
「学びとは何か」について話し合いました。

そして発表。

「学びとは何か」について話し合った事。

まずは「自分を知る」という話が出ました。

これは好き、これは嫌い、と学びには個性が出る。

そしてそれはいい事。
同じような「仲間」を見つける事につながるから。

人間は一人では生きてはいけないですから
この理由は本能に基づいている気がして
私はハラオチしました。

それを踏まえた学び方が出来るといいのですが、、、。




・次に講義でこれもよかったです。

テーマは「自己肯定感はぐくみ講座」

まずは子どもの話をどうやって聞くか、と言う所から。

子どもが
「ふでばこなくしちゃったー」と言った時
良くない返事の仕方は?

ということで実際にやってみました。

「どうしてなくしちゃったの!?」
とか
「さっさと探しなさい!」など
よくやってしまうし、良くないと分かるんですが
目からウロコだったのは
「じゃあ誰かから、借りたら?」などの提案や
「そう、大変ね」などの同情も良くない
って事です。

実際されてみると分かるんですが
これ、良くないです。
提案は、自分で考えられない子どもになります。

良いのは、
「そうなんだ。ふでばこなくしちゃったんだ」
と子どもが言った事を繰り返す事。


これ、男女間でもありますよね。
女性は聞いて欲しいだけなのに、男は解決したがる、みたいな。

聞いてもらった子どもは、聞ける子どもになる、というアドバイス
信じて、私もやって行こうと思います。



・そして夜
11時過ぎですが
箕面こどもの森学園で採用しているフレネ教育についての講義です。
(といっても、フレネ教育だけを箕面こどもの森学園は採用しているのではなく
イエナプランや、ユネスコスクールの持続可能な教育、という要素もミックスされているようです。)


(夕飯を作ってくれたムッシュと呼ばれている芳仲さんが講義をしてくれました。)

フレネ教育については良く知らなくて、わくわくして講義を受けました。
ただ結局、イエナプランとの違いはそれほどない、と言う事で、
違いをあげるとすれば
フレネ教育は自由作文、ということと、イエナプランはワールドオリエンテーションを重視する
ということ。
そして、それぞれが育った社会が違うため、社会のあり方についてのスタンスが違うのかな、と
捉えました(まちがってたらごめんなさい)

ただ、シュタイナーやモンテッソーリと違うのは社会の視点がある、と言う意味で
フレネも、イエナプランも近い、ということだと思います。

日本はどちらかというと中央集権ですからフレネの社会観の方が近いのかもしれないと
思い、今後学んでいくきっかけの疑問を得ました。

・そして就寝
教室で寝ます。
その日初めて会ったじゅんじゅんと
「彼女いるの?」とか修学旅行のような会話をして寝ました。


・翌日メインのグループワークに戻り
「子どもが輝くクラス」を作るという課題で
最終発表の準備をしました。

我々のクラスは
現状の学校のクラスで出来ない事が出来る、という視点で話をし
「ゴロゴロしても大丈夫なクラス」という軸で発表しました。


実際に、我々もゴロゴロしながら
話し合っています。

「ちゃんとしなさい」という見た目ではなく
見た目に関係なく、頭がわくわくしているか、
そういうのを重視したい、という想いで各自話し合いました。


・最終発表

最終発表の時に、箕面こどもの森学園に通っている
保護者の方、生徒さんが見てくれました。

そしてわれわれの発表に対し
小学2年生の女の子が
「こういう学校があったら、いろんな可能性が広がっていいと思います」
という感想を手をあげて発言してくれました。

この子が、箕面こどもの森学園を表してもいるな、と感じました。



■感想諸々

一番感じたのはスタッフの方たちの質の高さです。
一般的なフリースクールよりも圧倒的に多いのですが
個々の方の質が非常に高い。
ギニュー特戦隊の様です。
スキル、もそうでしょうがそれ以上に人間性の部分です。
これは中心のメンバーの方たちの影響だろうと思いました。


そして根本にある想いを元に
みなが意見を交わして場が出来ている。

そしてそこで確認した想いが細部にまで行き届いている。

民主主義の学校だなと思いました。

そして、最後の発表の時の小学校2年生の女の子。
はるちゃん、と言ったかな。
「こういう(ゴロゴロできる)学校があれば、いろんな可能性が広がる」と
言ってくれましたが
はるちゃん自身もそういう学校にいるんだよ、と思いました。


(屋上は人口芝でごろごろ出来る)

こどもの可能性を広げる、
ものすごい当たり前ですが、
できていない。

いろんな思い込みがあって
出来ていないのですが
その思い込みを
やさしく剥いでくれる
学園だと思いました。


以上です。編集長。